「3次元CAD利用技術者試験1級・準1級」のサンプル問題(実技)について、モデリングの手順から解答までのプロセスをVariCADを使って徹底解説します。本ページでは、問3の設問9の解答に必要な下図のソリッドモデルを作成していきます。
問3
q-8、q-9 の投影図で示される2つのソリッドモデルを作成し、アセンブリ機能によりソリッドモデルを組み立てなさい。続けて q-11、q-12 の投影図で示される2つのソリッドモデルを作成し、アセンブリ機能により全てのソリッドモデルを組み立てなさい。
また、設問8から設問13について、適切なものを解答群より1つ選び解答記入欄に〇を付けなさい。
≪作図条件≫各投影図で示してある座標原点(点O)にあわせてソリッドモデルを作成しなさい。
(q9) 
- まず、VariCAD でモデリングを行うのに必要な寸法(赤字の寸法)を図面より予め算出しておきます。また、VariCADでは、正面図は「XY平面」になります。そのため、モデリング後、完成したソリッドを、X軸周りに90度回転させ、ソリッドの挿入点をソリッド上の点Oの位置に設定し、挿入点を(0,0,0)の位置に配置します。VariCADで、ソリッドモデルを作成する手順は次の通りです。 ①縦幅75、横幅70、奥行き75の土台の箱型ソリッドを「押出」機能で作成する。 ②土台の箱型ソリッドの奥に縦幅15、横幅30、奥行き25の箱型ソリッドを作成する。 ③奥側にある箱型ソリッドに縦20、横25、深さ15の切り欠きを作成する。 ④土台の箱型ソリッドの右下部分を箱型の切り取りツールを使用して、切り取る。 ⑤土台の箱型ソリッドに半径50、深さ75の穴を作成する ⑥作成したソリッドをX軸周りに90度回転させ、ソリッドの挿入点の位置を座標原点O(0,0,0)に配置する。 VariCAD の設定を、2D のカーソル増分値の設定は、0.5、 2D カーソル座標表示は、最後の位置からの Dx Dy 表示に予め設定しておいてください。
描画しやすいように、ビューを切り替えておきます。メニューバーの「表示」>「標準ビュー」>「正面」をクリックで選択します。 
- 土台の箱型ソリッドを作成します。メニューバーの「オブジェクト」>「2Dプロファイルからソリッド作成」>「押出」をクリックで選択します。

- 「スケッチ平面の定義」ウィンドウで「空間XY軸によるスケッチ平面」をクリックで選択します。

- 「長方形」アイコンをクリックします。

- スケッチ平面の(0,0) に位置するXY挿入軸上でクリックします。

- 「Dx Dy」アイコンをクリックします。

- 「Dx 増分」欄に 70(横幅)、「Dy 増分」欄に75(縦幅) を入力します。「OK」をクリックします。

- 「ソリッドプロファイル作成」ツールバーの赤文字の「OK」アイコンをクリックします。

- 「ソリッドの高さ」欄で75(奥行き)を入力し、「OK」をクリックします。
- 箱型ソリッドが仮挿入されます。右クリックで挿入します。

- 次に、縦幅15、横幅30、奥行き25の箱型ソリッドを作成します。上から見たビューに切り替えます。
- メニューバーの「オブジェクト」>「2Dプロファイルからソリッド作成」>「押出」をクリックで選択します。

- 「スケッチ平面の定義」ウィンドウで「ソリッド上の選択したスケッチ平面、外形線なし」をクリックで選択します。

- 土台の箱型ソリッドの上面をクリックします。

- 「長方形」アイコンをクリックします。

- 「Dx Dy」アイコンをクリックします。

- 現在のカーソル位置から、X軸方向に0、Y軸方向に75移動した位置に配置したいので、「Dx 増分」欄に0、「Dy 増分」欄に75を入力し、「OK」をクリックします。 長方形の1点目が設定されます。

- 次に現在のカーソル位置から、X軸方向に30(横幅)、Y軸方向に25(縦幅)移動した位置に配置したいので、「Dx 増分」欄に30、「Dy 増分」欄に25 を入力し、「OK」をクリックします。長方形の2点目が設定されます。

- 長方形が描かれ、イメージビューが表示されます。

- 「ソリッドプロファイル作成」ツールバーの赤文字の「OK」アイコンをクリックします。

- 「ソリッドの高さ」欄で-75(縦幅)を入力し、「OK」をクリックします。

- 箱型ソリッドが仮挿入されます。右クリックで挿入します。

- 次に箱型ソリッドに切り欠きを作成します。メニューバーの「オブジェクト」>「一般的な論理演算」>「押出ソリッドによる切り取り」をクリックで選択します。

- 奥側の箱型ソリッドをクリックで選択します。
- 「スケッチ平面の定義」ウィンドウで「ソリッド上の選択したスケッチ平面、外形線なし」をクリックで選択します。

- 切り欠きを作成する箱型ソリッドの面をクリックで選択します。

- 「長方形」アイコンをクリックします。

- 「Dx Dy」アイコンをクリックします。

- 現在のカーソル位置から、X軸方向に5、Y軸方向に0移動した位置に長方形の1点目を配置したいので、「Dx 増分」欄に5、「Dy 増分」欄に 0 を入力し、「OK」をクリックします。

- 「Dx 増分」欄に 25(横幅)、「Dy 増分」欄に20(縦幅) を入力します。「OK」をクリックします。

- 右クリックで描画を終了します。 「ソリッドプロファイル作成」ツールバーの赤文字の「OK」アイコンをクリックします。

- 「ソリッドの高さ」欄でー15(深さ)を入力し、「OK」をクリックします。
- 切り欠き部分が策できました。

- 次に、土台の箱型ソリッドの右下部分を箱型の切り取りツールを使用して、切り取ります。描画しやすいように、ビューを正面から見たビューに切り替えます。

- メニューバーの「オブジェクト」>「一般的な論理演算」>「押出ソリッドによる切り取り」をクリックで選択します。

- 土台の箱型ソリッドをクリックで選択します。

- 「スケッチ平面の定義」ウィンドウで「ソリッド上の選択したスケッチ平面、外形線なし」をクリックで選択します
- 切り取りツールのプロファイルを描く箱型ソリッドの面をクリックで選択します。

- 「長方形」アイコンをクリックします。

- 現在のカーソル位置から、X軸方向に5、Y軸方向に0移動した位置に長方形の1点目を配置したいので、「Dx 増分」欄に30、「Dy 増分」欄に 0 を入力し、「OK」をクリックします。

- 「Dx 増分」欄に 40(横幅)、「Dy 増分」欄に25(縦幅) を入力します。「OK」をクリックします。

- 右クリックで描画を終了します。 「ソリッドプロファイル作成」ツールバーの赤文字の「OK」アイコンをクリックします。

- 「ソリッドの高さ」欄でー75(奥行き)を入力し、「OK」をクリックします。

- 土台の箱型ソリッドが切り取られました。
- 次に土台の箱型ソリッドに穴をあけます。ビューを上から見たビューに切り替えます。

- メニューバーの「オブジェクト」>「一般的な論理演算」>「押出ソリッドによる切り取り」をクリックで選択します。

- 土台の箱型ソリッドをクリックで選択します。

- 「スケッチ平面の定義」ウィンドウで「ソリッド上の選択したスケッチ平面、外形線なし」をクリックで選択します

- 土台の箱型ソリッドの上面をクリックで選択します。

- メニューバーの「オブジェクト」>「描画」>「円弧と円」>「円の中心、半径」をクリックで選択します。

- 「Dx Dy」アイコンをクリックします。

- 現在のカーソル位置から、X軸方向に40、Y軸方向に40移動した位置に円の中心を配置したいので、「Dx 増分」欄に40、「Dy 増分」欄に40 を入力し、「OK」をクリックします。

- 「円の半径」欄に25と入力し「OK」をクリックします。


- 右クリックで描画を終了します。「ソリッドプロファイル作成」ツールバーの赤文字の「OK」アイコンをクリックします。

- 「ソリッドの高さ」欄でー75(深さ)を入力し、「OK」をクリックします。


- 穴があけられました。ソリッドを作成できました。
