このページでは、VariCAD のこれまでにリリースしたバージョンの更新履歴をご紹介しています。
VariCAD は、お客様により一層ご満足いただける製品をご提供できるよう、定期的に新しい機能の追加や改良を行っています。
リリース日:2023/6/1
テキスト矢印作成ウィンドウ、テキスト作成ウィンドウに穴記号、幾何特性記号、
付加記号アイコンを追加しました。これにより、穴深さやざぐり、皿ざぐりの記号や、真円度、
平面度や面の輪郭度、全振れなどの幾何特性記号、最小実体公差方式や包絡の条件などの付加記号を
簡単に図面に挿入できるようになりました。
2Dオブジェクトのオフセット作成時のオフセット距離を 0.001 mm まで設定できるようになりました。
リリース日:2023/4/3
最新の OpenGL スタンダードの Open GL 4.6 を利用できるようになりました。
OpenGL 4.3、OpenGL 4.0 も引き続きご利用いただけます。
Linux 版では、Mesa ライブラリの最新バージョンで動作するようになりました。
以前のバージョンでは、コピーまたは移動について尋ねるダイアログが表示されましたが
表示しないように改良しました。
選択したオブジェクトをコピーする場合は、右クリックのオプションで
"元のオブジェクトを変更せずに保持"するオプションを選択します。
また、ドラッグ操作で、一時引き出し線の交点を使用できるようになりました。
3D ソリッドの寸法をドラッグ操作で編集する際に、 3D の位置で端点、中点、円の中心に
スナップできるようになりました。
ファイルのプレビューが、複数のファイルを開いている場合の
VariCAD 終了時のファイルの保存の有無の確認ウィンドウや
"組立部品構造に関連したすべてのファイル"ウィンドウで表示されるようになりました。
VariCAD ウィンドウが表示される場所を明示的に定義する必要が無くなりました。
単純に VariCAD ウィンドウ全体をモニターの左または右にドラッグアンドドロップするだけで
設定できるようになりました。
従来のように、cfg コマンドで VariCD ウィンドウの位置を定義することも可能です。
押し出されるプロファイルの輪郭を選択する際、隣接する線分間のギャップを自動で検出し
修復できるようになりました。検出するギャップの幅は、0.25㎜ まで設定でき、
デフォルトでは、ギャップは 0.025 ㎜ まで検出し修復されます。
ギャップが検出されると、隣接した線分の交差部分を延長またはトリミングし修正されます。
NURBS 曲線の場合は、再計算されます。ギャップの検出/修復機能は、輪郭のスケッチ中の
ポップアップメニューや、コマンド "rgp" から使用できます。
ダイアログパネルを再生成しました。1 つのダイアログで、線の太さを定義できるようになりました。
リリース日:2022/12/12
作図中、2つ目の画面(2つ目のアプリケーションのインスタンス)を開けるようになりました。
これにより、他の 2D/3D ファイルを同時に開いてチェックできるようになりました。
2 つ目の画面で、距離を測定したり、クリップボードへオブジェクトをコピーして、
それらを作業エリアに貼り付けることが可能です。
組立部品ツリー構造、単一ソリッド構造、BOM、スケッチ平面での輪郭(プロファイル)を確認して、
1つ目のインスタンスのVariCADの画面にデータをコピーできます。
この機能は、2つのモニターで VariCAD を使用する場合に特に便利です。
2つ目の画面は閲覧のみ利用でき、ファイルの編集や保存等はできません。
複数のファイルを開いている場合、開いているファイルの一覧ウィンドウで、
ファイルの内容のプレビューを表示できるようになりました。開いているファイルの数が多い場合、
各ファイルに含まれている内容が一目で分かるようになりました。
この機能はグラフィックスへの負荷が大きくなる可能性があるため、無効にすることができます。
システム設定の"複数の文書の操作"セクションでオプションのオン/オフができます。
この機能を使用するのに不十分なハードウェアが検出された場合は、自動でオフになります。
論理演算ツリー機能で、要素を非アクティブ化/アクティブ化できるようになりました。
穴、フィレット、溝などの要素を非アクティブ化すると、ソリッドは非アクティブ化した要素を除外して、
再構築されます。非アクティブ化された要素は後でアクティブ化ができ、アクティブ化するとソリッドは再び、
再構築されます。この機能は、他のソリッド部品の位置や形状を変更する際に非アクティブな要素を
新しい位置に配置したくない場合などに便利です。
3D ソリッドのコピー&貼り付けの動作でオプションを追加しました。クリップボードからのコピー挿入時、
従来のバージョンでは、コピーされたソリッドは、前回の挿入位置または座標の中心へ挿入できましたが、
新しいバージョンではさらに、コピー元のソリッドの変換位置(x,y,z)のままで挿入できるようになりました。
これで、コピー元のモデルの配置に従った正確な3Dソリッドを組み立てることができます。
このオプションは、システム設定から設定できます。
すべての測定機能をツールバーから利用できるようになりました。何もない場所で右クリックして表示される
ポップアップメニューから測定機能を実行できるようになりました。このオプションは、3D 描画モードと
2D 描画モードの両方で追加されています。
リリース日:2022/9/8 Ver2.04
Linux 版の起動時の問題を修正しました。
リリース日:2022/8/24 Ver2.03
新しいワークフレームで動作するようになりました。また、Linux 版で起こっていた様々な問題を解決しました。
リリース日:2022/7/15
スマート寸法機能では、このコマンド 1 つで、選択した線分や点の位置に応じて、寸法を作成できます。
例えば、端点、中点、円の象限を選択した場合、システムは縦、横、角度の寸法を作成すると推定し、
次のステップで、2 つ目の位置を選択すると、縦、横の寸法が作成されます。
最初のステップで線分を選択し、その後、2 つ目の線分を選択した場合は、角度寸法が作成されます。
選択した線分が平行の場合は線分に対して垂直な垂直寸法(2つの平行の線分間の距離の寸法)が作成されます。
円弧を選択した場合は、半径の寸法が作成され、同様に、完全な円を選択した場合は、直径寸法が作成されます。
同じ縦線または横線上にない 2 つの位置を選択した場合、縦寸法と横寸法のいずれかをカーソルの位置によって
切り替えて、配置できるようになりました。
また、特定の角度で寸法を作成する場合、選択したオブジェクトの傾きに従って、寸法補助線の角度を簡単に
変更できるようになりました。穴の断面の寸法を作成する場合、軸や、点を選択すると、システムは自動で
寸法の角度を定義し、寸法を軸に対し垂直に配置するようになりました。
面取り部分の線分を選択すると、面取りが検出され、距離 x 45 °の文字列を自動で挿入できるようになりました。
ネジの円筒表面部分の 2 つの端点を選択すると、文字列に直径の接頭辞が付けられた寸法が、自動で円筒軸に
垂直に配置されるようになりました。ネジ表面では寸法文字列に、事前に定義したねじの詳細-直径、
ピッチ、ねじタイプが挿入されるようになりました。
他の寸法を参照して、同じ線上や平行に簡単に寸法を配置できるようになりました。
寸法の配置を行う際に、高さを合わせたい既存の寸法の挿入点上でカーソルを動かすと、文字列の高さが検出され、
一時作図補助線が表示されます。
作図補助線がハイライト表示されている間にクリックすると、別の寸法に従って整列された寸法を挿入できます。
また直列寸法や平行寸法を作成する場合、一時作図補助線を表示して、簡単に挿入できるようになりました。
直列寸法や並列寸法作成時、一時作図補助線を表示させて、簡単に寸法を挿入できるようになりました。
カーソルを動かすと、設定しているピッチの距離で、一時作図補助線が表示されるようになりました。
リリース日:2021/12/2
溶接記号と公差記号を 2D 寸法オブジェクトとして作成できるようになりました。
既存の記号をさらに編集できるようになり、記号の詳細な内容、溶接記号/公差記号のタイプ、そのほかの属性を編集できるようになりました。
既存の溶接記号/公差記号に対し使用されているスタイル(色、線の太さ、フォントなど)を変更できます。既存の記号の位置も変更できます。
オプションで、溶接記号/公差記号を単一オブジェクトにするかブロックにするか事前に設定し作成することもできます。
既存のビューの書き出しに対し、書き出されたソリッドの設定を変更できるようになりました。
既存の書き出しの変更は、選択したソリッドのみの書き出しに対しても、全てのソリッドの書き出しに対しても可能です。 同様に、書き出したビューのクリップ領域を変更できるようになりました。
一般的な NURBS 表面の板金の展開が、より精密になりました。
板金から 2D 図面を作成する際のオプションを追加しました。
板金のシャープな縁に対し、異なる線の属性を選択できるようになり、丸まった縁のような接線接続部分に対しても、異なる線の属性を選択できるようになりました。
2D 寸法のすべてのタイプ、溶接記号や公差記号、矢印が付いた文字列を含め、3D ビューとリンク付けできるようになりました。
矢印の先が 3D ビューから作成された線分に配置されていて、3D モデルが変更された場合、リンク付けされた寸法オブジェクトの位置が調整されます。
溶接記号、公差記号、矢印が付いた文字列は寸法の一部として考慮されます。 これらの寸法オブジェクトは、2D オブジェクトの選択でサブオブジェクトとしてフィルタ選択ができるようになりました。
例えば、寸法オブジェクトをフィルタ選択すると、サブタイプオブジェクトとして溶接記号を選択できるようになりました。
また、角度寸法に新しいオプションが追加されました。
180 度までの補角寸法のオプション、180度以上の寸法のオプションに加え、90 度までの余角寸法を追加しました。
選択した表面のパッチに対し、色を個別に設定できるようになりました。
事前定義の設定に従ってソリッドの色を表示する様々なオプションが追加されました。
表面を異なる色に設定した場合、色の設定が無い場合はデフォルトの色や残りのソリッドの色で表示されます。
色設定のダイアログパネル画面も分かりやすく、設定も簡単になりました。
事前定義の 2D ビュー(ズーム/パーン)、3D ビュー(ビューの回転、ズームとパーン)を改良しました。
事前定義のビューのリストをビューのリスト上でカーソルを動かすとビューが変わり、対応するビューを即座に表示するようになりました。
ビューを確認したり、現在のビューを保存したり、事前定義のビューを再描画したい場合は、リストの行をクリックします。
新バージョンでは、デフォルトの色や他の描画、モデリング属性のオプションがより多彩に設定できるようになりました。
3D モデリングでいくつかの改良を行いました。主に 3D フィレット機能で改良を行いました。
リリース日:2021/6/7
色と線スタイルの設定で、2D の線分の太さを選択できるようになりました。
太さはレイヤーで事前に設定できます。
様々な場面で線の太さを選択でき、3D からの 2D ビューの作成時や、2D のシートの境界線、溶接と公差記号や、アイテム番号の一部の表示などで選択できます。
2D 描画領域と、スケッチ画面で、端点、交点、円の中心などのすべてのマーク、方向矢印、一時作図補助線や円、検出されたオブジェクト、マークされた一時表示の位置が、 よりクリアに表示されるようになりました。検出されたオブジェクト、角、作図線は太線でハイライト表示されます。
作図線を作成または削除する場合、右クリックで表示されるポップアップメニューからアクセスできるようになり、より便利になりました。
また、ポップアップメニューから作図線を作成する場合、作図線を開始する始点を指定するときはいつでも、円弧、曲線、線分の端点の位置で右クリックすると、接線と同じ方向またはその反対方向にするかを選択できるようになりました。
また、線分がハイライト表示されている状態で端点を右クリックすると、タスクを終えるまで、一時作図補助線の表示をキープするかどうかを選択できるようになりました。
永続的な作図線の挿入時も、端点または中点を右クリックすると、一時作図補助線を接線の方向またはその反対方向に沿って表示するかどうかを選択できるようになりました。
2D 描画領域や、スケッチモード、3D で、カーソル近くで表示される座標が白背景で表示され、見やすくなりました。
正しくない位置が検出された場合は、座標の背景が赤に変わります。
3D ビューとリンクした寸法を作成した場合、寸法は自動的に更新され、座標背景が緑で表示され、寸法のステータスを確認できるようになりました。
また、2D の位置入力では、文字列の挿入点にスナップできるようなりました。
これにより、既存の文字列を参照して、新しい文字列を簡単に挿入できるようになりました。
既に設定されたビューの書き出しの管理が簡単になりました。
3D ビューの一覧にある行の上でカーソルを動かすと、対応する 2D オブジェクトがハイライト表示されます。
2D 描画領域では、2D オブジェクト上で Ctrl キーを押しながら、カーソルを動かし、3D ビューが検出された場合は、3D ビューのすべてのオブジェクトが一緒にハイライト表示されます。
また、右クリックのポップアップメニューから、3D ビューの書き出しの管理オプションを選択したり、対応する 2D オブジェクトとともにビューの書き出しを削除するオプションを選択できるようになりました。
多重線作成機能では、2 つ目のオプションとしてポリラインを作成し、定義した距離でオフセットとして 2 つ目の線を作成するか、カーソルを使用して動的にドラッグして作成できるようになりました。
シャフトまたは楕円の作成機能でも、さらに新しいオプションが追加されました。
新機能として、楕円を含む 2D スプラインを伸縮できるようになりました。
さらに、2D の円や円弧をスプラインに変換できるようになり、伸縮させて楕円にすることができるようになりました。
印刷機能では印刷される線分の太さを事前に定義し、印刷される太さに2D の色を割り当てることができるようになりました。
また、印刷される領域のプレビュー画面では印刷される色や、(カラー印刷の場合)出力される色に従って表示されるようになりました。
作成されたソリッドの表示をポップアップメニューから切り替えられるようになりました。
通常、作成された輪郭が正しい場合は、ソリッドは緑色で透過表示され、輪郭を自動で選択できない場合は、赤色で表示されます。
時々、透過ソリッドは 2D 描画の表示で見にくい原因となっていましたが、右クリックのポップアップメニューからソリッドの透過表示のオン/オフが可能になり、3D 空間で複数のオブジェクトがあり、陰付き表示がオンになっている場合、編集ソリッドを透過表示のままにするかどうかを選択できるようになりました。
モデリングカーネルを改良しました。
STEP ファイルの入力機能を改良しました。
リリース日: 2020/11/16
マニュアル、クイックデモビデオ、ヒントのテクニックがオンラインヘルプとなり、ブラウザでヘルプを参照しながら VariCAD で作業ができるようになりました。
斜めにカットされたパイプソリッドの最も長い寸法を測定できるようになりました。
すべてのタイプのソリッドの軸の永続的変更が可能になりました。
3D ビューから2Dオブジェクトを変換する際、必要に応じてオプションでスプライン曲線で出力できるようになりました。
モデリングカーネルを改良しました。
STEP ファイルの入力機能を改良しました。