3D CAD ソフトの VariCAD を使用して、コイルばねを作成する方法を、操作画面の画像付きでご案内します。
- はじめに、下図の赤枠内のように、ばねの断面(ベースプロファイルの断面とトッププロファイルの断面の 2つ)を予め作図しておきます。また、回転軸の位置に縦の作図線を予め挿入しておきます。作図線の挿入方法は「縦の作図線を挿入したい」をご覧ください。
描いた断面は下図の赤枠部分になります。 - まずは、作成したプロファイルを回転させて、コイルバネを作成していきます。描画画面左下にあるコマンド欄に「prr」と入力し、Enter キーを押します。
- 次に、「回転とロフトを組み合わせ」ウィンドウで、「回転角度」欄に回転角度を入力します。コイルの巻き数 が 1 の場合は、360 と入力します。この例では、巻き数を 5 にしたいので、1800(5巻×360度) と入力します。「ベースプロファイルを選択」を左クリックします。
- 続いて、ベースプロファイルの断面を左クリックで選択した後、右クリックで選択を終了します。
- 回転軸の始点を左クリックで指定しマウスをドラッグし、終点で左クリックし回転軸を描きます。
- 続いて、トッププロファイルの断面を左クリックで選択した後、右クリックで選択を終了します。
- 3D 描画画面にソリッドが仮挿入されますので、XYZ 軸を使用して任意の位置に配置し、「3D の位置」ツールバーにある「OK」を左クリックします。
- コイルばねが完成しました。